山休の山記録

南比良
武奈ヶ岳
厳冬期の西南稜

2015年2月5日(木) 天候:曇のち晴



<メンバー>
L.pike、ウオンテッド、buhiko、yokko、ゆう、Rockん、サンキュー  計7名

<コースタイム>
明王院駐車場8:30 − 11:30御殿山 − 12:30武奈ヶ岳山頂 − 13:15ワサビ峠(昼食)13:45 − 15:40駐車場

奈良山友会 山行の記録へのリンク


いつもの近鉄高の原駅に集合して、2台の車に分乗して坊村に向かう。
参加予定だった「RINRIN」は、急遽仕事の都合で参加出来ず。
京奈和道で前を走っていたpike車を見失い、第二京阪、阪神高速京都線、湖西道路経由で坊村に向かう。
10分程遅れて坊村あけぼの橋に到着。
明王院駐車場に入れて支度に入る。
1台先行の車がある(左端の車)。



入山してほんの少しは、アイゼンなしであったが、すぐに無理と分かり装着。
buhikoさんは、今回新たに購入してきたアイゼンの装着に手間取る。
家で練習をしたそうであるが、なかなかうまく行かない。
他2名の女性も、今季新たに購入したそうである。



最初のとりつきから急登であるが、雪がしっかり付いているので歩きやすい。

 

風がないため、暑いくらいである!
衣服調整を途中でしながら、雪面と樹氷を楽しんで登っていく。

御殿山の少し手前で展望の良いところがあったので、休憩をとる。
雪と戯れ、前面から倒れて人型をつくるメンバーもいる。



直ぐに御殿山に至る。
目の前に、西南稜から武奈ヶ岳が見えるが、頂上付近はガスで霞んでいる。

 

一度ワサビ峠に下って、西南稜に登り返しとなる。
大きな雪庇が出来ている。



風も少し出てきて、少し寒くなったので、重ね着をした。
御殿山に至るまでは暑かったのに、ここでは寒い。
冬山では衣服調整が頻繁に必要になるが、手間を惜しんではならない。

途中で、下の集落から12時のお知らせ音楽が聞こえるが、まずは頂上を目指す事にする。
頂上直下の急登を過ぎて頂上標識が見える。
きれいにエビの尻尾がついている。



風も少しあり、寒いので集合写真を撮って早々に下山にかかる。

時々、晴れ間も見えて西南稜に付けたトレースが、綺麗に見える瞬間がある。

 

 

途中で琵琶湖が見えるポイントがある。



もう少し下ってワサビ峠で昼食をとる。
この昼食をとっている時間帯だけ、粉雪に見舞われるが、出発時には晴れ間も見えてきた。

 

下山中、ヘリコプターが近くを高度を下げて旋回している。
帰宅後のニュース確認では、京都の医師が1月31日入山して行方不明になっていたようである。
雪山の単独行であったらしい。
捜索に手を尽くしておられるようである。
どこかでビバークされていて救助される事を祈る。

登る時には気にならなかったが、下山時には相当な急斜面がところどころにあった。
今季初冬山装備の女性達に、pikeさんがピッケルとアイゼンの前爪を使った下降方法を伝授している。



不覚にもその斜面で滑ってしまった。
ピッケルをbuhikoさんに貸していたため、滑落停止行動も取れず足で制動するしかなかった。
更に、アイゼンも6本爪を装着していたためでもある。
少々重くても雪山はしっかりした12本爪装着の必要性を実感した次第である。

今回の山行で出会ったのは、単独行のお一人だけであった。
ワカンを付けて新雪帯を気持ち良く下降して行かれた。

駐車場からは、反対方向になるが北に向かって、朽木村の天空温泉で入浴して帰途についた。

以上













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