残雪期の深山
笈ヶ岳
ロング コース

2015年5月3日(日) 天候:晴



< メンバー >
参加者8名、ガイド1名、添乗員1名

< コース・コースタイム >
白山自然保護センター4:04 − 4:35野猿広場(朝食)4:50 − 6:00大岩 − 
8:30冬瓜平(カモウリタイラ) −9:15シリタカ山鞍部(昼食)9:35 − 10:49笈ヶ岳山頂 − 
12:15シリタカ山 − 12:55冬瓜山 − 15:16野猿広場 − 16:37白山自然保護センター


今回もツアーに参加の山行である。
前日、中宮温泉内の宿『くろゆり荘』に宿泊。



14:00に到着し、くろゆり荘で外湯巡りのプレートを借りて、温泉巡りをする。
中宮温泉には、3軒の宿泊施設があり、それぞれお互いに外湯巡りの提携をしている。

 

5月3日 3:00起床で、バスで登山口に向う。



白山自然保護センターから、ヘッドランプをつけて出発する。



野猿広場で朝食をとり、明るくなるまで時間調整をする。



目の前に徒渉箇所があり、ここを通過するとすぐに急登が始まる。

 

大岩まで1時間の急登が続く。
下りもこのコースに戻って来るので、急下降となる。
最初に張りきり過ぎて体力を使いすぎないように注意を受ける。

登山道に雪が出てくる。
樹間に白山方向が見えてくる。

 

雪渓、夏道を通過しながら、出発して3時間40分の地点でアイゼンを装着。



冬瓜山の手前から、西側のトラバース コースに入る。
遠くにようやく笈ヶ岳が見えてくる。
下の方には、だっだっ広い冬瓜平が見える。



トラバース コースには、雪崩危険個所があり、落石、雪ブロックが散在している。
5〜10mの間隔を開けて通過する。



シリタカ山鞍部に到着し昼食となる。
眼前に右から小笈ヶ岳、笈ヶ岳、反対側には白山が見える。
今日は天候が良いので周りの山々が綺麗に見渡せる。





ここからは、約1時間の行程。
途中1ヵ所の短い藪漕ぎをこなし、小笈ヶ岳を越えて、笈ヶ岳の下に到着。



ピークは狭いので、手前でリュックをデポしてカメラだけの空身で登る。
記念撮影だけして早々に下る。
残念だったのは、昨年は何ともなかったらしい山名板が、痛々しく削られている。
何のためにと思ってしまう。



下山にかかる。
一度鞍部に下り、登り返して、シリタカ山に向う。

昼からは雪が緩んできている可能性があるので、トラバース コースを使わずに、
尾根通しのコースを戻る。

シリタヤ山の頂上は広く展望が素晴らしい。



冬瓜山にはナイフ エッジがあり、雪もついていないため、ここでアイゼンを外して通過。
この後、所々雪はあったが、最後までアイゼンなしで下山することになった。

大岩に到着。
ここからは急下降になりので、ストックも納めて、両手を開けての下りとなる。
疲れも出てきているので慎重に下る。

徒渉をこなして、野猿広場に無事に到着。



ここからは、道幅も広くなり危険個所はない。
朝の通過時には、真っ暗だったので見えなかったが、道脇にカタクリの群生がある。

16:37 ようやく出発地点に戻った。
約12時間30分の山行であった。

同じ宿でもう一泊するので、時間的な余裕はある。
今晩は温泉でゆっくりしたい。



この山は、雪の状態、天候により、慎重なコース選択が必要である。

以上






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