山休の山記録

大鳥池経由周回コース
以東岳
朝日連峰北端

2015年7月17日(金) 天候:小雨のち晴



< メンバー >
L.サンキュー、ウオンテッド

< コース・コースタイム >
(泡滝ダム)大鳥登山口5:20 − 7:35大鳥小屋7:45 − 10:12以東小屋(昼食)10:32 − 
10:38以東岳10:45 − 11:30オツボ峰 − 12:45大鳥小屋12:53 ー 15:00大鳥登山口


大鳥登山口から入山して暫く小雨が降っていたが、1時間位歩いたところで雨が上がった。
その後、下山するまでは好天気が続き、ロング・トレイルではあったが、素晴らしい山行となった。

 

大鳥小屋までの登山道は、最後に少し急登があるだけで、概ね楽な登山道である。
しかし、所々で崩壊箇所、雪渓の崩れ箇所がある。

 

途中、2回吊橋を渡る。

 

大鳥小屋に着く前の七曲りで湧水が数か所あり、喉を潤す。
冷たくて美味しい!! 疲れが癒される。
今回ロング・コースではあるが、途中で水の補給が出来るので持ってくる水の量を控えてきた。
水を沢山飲むので非常に助かる。



暑いので給水を頻繁にとり、汗だくとなる。

大鳥小屋に到着。
誰もいないが、小屋の中を覗いてみる。
綺麗に整理、掃除がなされていて、快適に過ごせそうな小屋である。

 

湖岸から以東岳の山頂が見える。



水の補給をして湖岸の登山道を歩き、分岐を右にとり直登コースに向う。

湖岸を離れると直ぐに厳しい急登となる。



登山道の荒れた部分は、小枝の束や、麻袋に小石を詰めたもので整備して頂いている。
急登で浸食が激しいのであろう。



途中休憩した地点から下方に大鳥池が大きく見渡せる。



稜線が見えてきたところで、急に待望のヒメサユリが出てきて、ビックリ。
以前、大朝日岳に登った時と、飯豊本山に登った時に見て以来である。
この後周回コースに入って、もっと大きな群生にも出合えた。

 

樹林帯を過ぎると、ドウダンツツジ、ニッコウキスゲ、ミヤマリンドウ、キンコウカ等多くの高山直物が現れてきた。

 

 

以東小屋とその先に以東岳の頂上が見える。



登山道両脇にはキタヨツバシオガマも多い咲いている。



以東小屋に入って昼食を摂らせて頂く。
老朽化のため使用不可とはなっているが、内部はまだまだ綺麗で整理もされている。



昼食後、眼前の頂上に向う。

 

頂上からは、大朝日岳が遠望でき、縦走路もはっきりと見える。
素晴らしい縦走路である。
知り合いの女性5人グループが2-3日後に縦走すると聞いているので、羨ましい限りである。



これからオツボ峰に向っての周回路を下る。
高山植物のお花畑となっている。

ハクサンシャクナゲ、ヒメサユリの群生、タカネマツムシソウ、ニッコウキスゲ等々。

 

 

少々余分な時間は掛るが、直登コースをピストンで戻らずに周回コースをとって、晴天の下で広いお花畑を楽しむことが出来た。



振り返ると以東岳の山頂、以東小屋が見える。



大鳥池に戻って来た。

 

往きは誰もいなかったが、大鳥小屋では宿泊の準備をしている数組のグループが到着していた。



ここからは、来た登山道を引き返すことになる。

再び、吊橋を2ヶ所通過して、大鳥登山口に戻る。



最後の休憩をしているときに、びっくり!!。
50m程先を、熊が登山道を横切って沢側から山側に向って登って行った。
これで山で熊を見るのは2回目となる。

熊除け鈴を強制的に鳴らし、ホイッスルを吹きながら、熊が横切った場所を通過した。
登山口まで約1Km手前、15分ほどの地点である。

無事、登山口まで戻って来て、ホッとした。



駐車中の車は、朝の登山開始時と同じ2台だけなので、大鳥小屋にいた人達は朝日連峰縦走か?

以上



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