山休の山記録

熊野古道
野中の清水~高原熊野神社
中辺路

2016年2月11日(木・祝) 天候:快晴



< 単独行 >

< コース・コースタイム >
栗栖川バス停8:44 ==<明光バス>== 9:10野中一方杉バス停 ー 9:32野中の清水 -
9:49比曽原王子 - 10:24近露王子(昼食)10:42 - 11:00牛馬童子像 - 11:27大坂本王子 -
12:39十丈王子 - 13:08大門王子 - 13:40高原熊野神社 - 14:10栗栖川バス停


ー 記 -
前回(2015/3/15)、滝尻王子から高原熊野神社まで歩き、栗栖側バス停に下り、中断したので今回はその続きを歩く。
4年前(2012/5/6)、野中一方杉バス停から熊野古道に上り、東に向いて本宮大社まで歩いている。
今回、その間を野中一方杉から西に向い、高原熊野神社まで歩いて中辺路完歩となる。

 

朝5:20に自宅を出発して、栗栖側バス停発7:21発の龍神バスに乗る積りであったが、
見積もりを誤ってバス停には7:40頃到着してしまった。
しかし、幸いなことに、8:44発の明光バスがあることが分かり、最初の予定通りの行程をとる事にした。
事前チェックでは龍神バスしか想定していなかったが、同じ路線を明光バスも運行していたので助かった。



国道311号線の野中一方杉バス停で下車して、熊野古道中辺路に向って舗装道路を登って行く。
天気は雲ひとつない快晴で、2月なのに風もなくポカポカ陽気である。



まずは、野中の清水である。
ここから中辺路を西に向って歩いて行く。
ガイドブックによる概算では、高原熊野神社まで約13Kmとなっている。

 

まずは、説明板があるだけで王子跡の痕跡もない最初の『 比曽原王子 』である。



古道脇には、ところどころに昔ながらの古民家が残っており、懐かしい原風景である。



古道には一定間隔で番号が振られた標識がある。
今回は野中の清水(33番)から、高原熊野神社(7番)まで歩く。



古道の尾根道からは、国道311号の谷筋の向い側に熊野の山々が見渡せる。
下の方には民家も見えるが、山々の奥深さを感じる。





道脇には満開の梅の木があり、紀州田辺が梅干しの産地であることを思い起こす。
今年の暖冬でどこも梅の開花が早い。



朝の出発が早かったので、少し早いが近露王子で昼食を摂る。

 

この地点の標高は287m、ここから悪四郎山の782mまで約500mの登り道が始まる。
途中、少し入ったところの箸折峠に、小さな石の牛馬童子像がある。

 

22番の道標で逢坂峠『 大坂本王子 』 となる。

 

悪四郎山の頂上は踏まずに古道は、峠を抜けて行く。
既に今日の行程の半分以上歩いてきた事になる。

山の中の道は古道らしくて風情がある。
この付近から、時々反対側から歩いて来る人達とすれ違うようになった。

 



十丈王子に到着。



途中、脇道、枝道がたくさんあったが、必ず間違えないように注意書きの標識があり、道間違いを起こす事はない。



今回の最後である『 大門王子 』に到着。



高原霧の里休憩所に到着。
ここの少し先に高原熊野神社がある。
ロウバイが満開である。

 

下の方には、栗栖川バス停の集落が見える。
前回もここからバス停に下った。



最初少し舗装道路歩きがあったが、近露王子からの登りは程良い山道で、天気に恵まれゆったりとした時間を過ごした。
約5時間の行程を終え、今回で中辺路は完歩したことになる。

朝は大阪・和歌山を通過して、阪和自動車道の南紀田辺IC経由で来たが、
帰りは時間もあるので、一般道をのんびりと本宮、十津川経由で帰ってきた。
 

以上





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