山休の山記録

秩父山地の秘峰
和名倉山(白石山)

2016年4月15日(金) 天候:快晴



< メンバー >
L.サンキュー、ウオンテッド、リギ、yokko、buhiko

< コース・コースタイム >
5:25将監登山道入口 − 7:00将監峠 − 8:54東仙波 − 10:22二瀬分岐 − 
10:35和名倉山(昼食)11:05 − 12:32東仙波 − 13:58牛王院平(将監峠分岐) − 15:03登山口


ー 記 −

秩父側からは和名倉山、山梨側からは白石山と呼ばれる奥深い山である。
早朝から出発しないと山頂まで行きつけない。
11:00迄に山頂に到着できないと途中から引き返す予定で入山した。

昨日宿泊した民宿みはらしから少し下ったところに、将監登山口入口の表示があり、ここから入山する。



将監峠までは幅広い良く整備された林道で、緩やかな登りが続く。



途中、牛王院平への分岐を見送って、そのまま右側の林道を将監峠まで進む。



将監小屋の手前で、林道から外れて山道に入る。
少し進むと眼下に将監小屋の青い屋根が見え、直ぐに将監峠に到着する。

 

将監峠の標示板には、雲取山への表示もあるので、奥多摩山域も近いことが分かる。



緩やかなクマササの間の道を進んでいくと、次は山の神土(やまのかんど)の分岐となり、
ここから、右にクマササで覆われた見えづらい山腹の道を進む。

 

稜線に出ると後方に富士山が見えてきて、帰りにここに下山してくるまで、常に樹間に見え隠れして展望を楽しませてくれる。
天気が良いので半分雪をかぶった富士山は見飽きない姿である。

大きなアップダウンもないので、広大な周りの展望もゆっくり楽しむことが出来る。



山腹の日陰になった巻き道に、一か所少し長く残雪が凍結しているところがあった。
左側は傾斜で大きく落ち込んでいるので、スリップしないように慎重に進む。

登山道全体の日当たりが良いので、今回の山行ではここ以外に雪の残って危険なところは無かった。



西仙波で休憩をとった後、右にカーブすると東仙波の三角点のあるピークに到着する。
ここまで来ると約2/3の行程をこなしたことになるので、予定時間内に和名倉山山頂にたどり着ける目途がたった。

 

東仙波で今まで進んで来た方向を振り返ってみると、今まで通って来た右奥の山の山腹から右手前の稜線までが見通せる。
左奥の方には富士山も見え、展望が素晴らしい。





西仙波からは右側に曲がってきて、東仙波からは左に折れるので、クランク状にコースをとる事になる。
少し岩場の急下降となっている。



焼小屋ノ頭を過ぎて、広くなった稜線で少しコースを外して右側に進んでしまうが、直ぐにコースに戻って来た。

広いクマササの平坦地を過ぎて、少し登ると二瀬分岐の標識があり、ここを右に折れて山頂に向かう。
左側は秩父側からの登山道である。



山頂に到着したが、三角点と山名板があるだけで、展望は全くない。
山名板がなければ、通り過ぎてしまうくらいの何もなく眺望のない平坦な山頂である。

ここで集合写真を撮り、昼食を摂る。



11:00過ぎに往路を戻って下山開始となる。

東仙波に戻ってきて帰り時間の目途もたったので、少し長く休憩をとって広大な展望を楽しむ。
富士山が目の前に秀麗な姿を見せている。
天候に恵まれて、見飽きない山々の姿である。



帰り道も、雪の凍結箇所は慎重に進む。



牛王院平の分岐で将監峠に下らず、右に曲がって七ツ石尾根を下る。
下りの傾斜は急で、登りは緩やかな林道を登って来て結果的に良かったと思う。

登山口に戻って来ると、今回初めて別の登山者と出会う。
単独行で、今晩将監峠でテント泊するとの事。



民宿のおばさんが笑顔で出迎えてくれて、お茶の接待を受けた。

長い、長い行程ではあったが、天候に恵まれ展望を存分に楽しめた山行であった。

天気が良かったので、山の神土を過ぎて尾根道に出てしまうと、富士山が常に姿を見せてくれていた。
登りの時は後ろに、帰りは前方に雪を被った姿を見せて常に楽しませてくれた。

コースは非常に長いが、展望を思う存分楽しめる登山道なので、天候に恵まれないと楽しみが半減する。


以上




<GPS Log Data>
・山頂標高 : 2036m
・標高差 : 838m
・歩行距離 : 24.1Km
・歩行時間 : 9時間30分


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