山休の山記録

大峰山系
バリゴヤの頭・稲村ヶ岳
山上辻で前夜テント泊

2016年6月30日(木)~7月1日(金)  天候:小雨・晴



< メンバー >
L.pike、どろんこ、ウオンテッド、サンキュー

< コース・コースタイム >
6/30(木)  母公堂登山口12:00 - 13:18法力峠 - 14:56山上辻(テント泊)
7/01(金)  山上辻(稲村小屋)6:35 - 7:28稲村ヶ岳 - 10:48バリゴヤの頭(昼食)11:20 -
14:25稲村ヶ岳 - 15:00山上辻(テント撤収)15:30 - 17:38母公堂


同行者(ウオンテッドさん)の山行記録


ー 記 -
大峰山系の山々に登っていると、それぞれの尾根、山頂から特徴的な山容をしたバリゴヤの頭が見える。
いつかは登って見たいと思いながら、今までは見るだけの山であったが、
今回チャンスに恵まれて登頂する事になった。

地図で眺めると距離がそんなに無いので、そこそこの時間で行き着けると軽く考えていたが、
なかなか厳しいコースであった。

稲村岳山頂横からコースに入り、4つの大きなピークを越えて、これでもか! これでもか!
と言うほどアップダウンを繰り返し、急登、激下りの末にようやくバリゴヤの頭のピークに立てた。


ー 6/30(木) -
橿原神宮前駅東口で合流して、天川村奥にある母公堂に向かう。
11:20頃の到着となったので、お堂前で昼食を摂らせて頂き、テント泊の共同装備を分担してからスタートする。
今日は時間に余裕はあるが、天候が心配である。

 

法力峠の分岐までは緩やかな登山道を、両側に見ごろのガクアジサイを目にしながら進む。
所々に鉄の梯子があったり、小さな沢を横切ったりする。

 

法力峠に到着。 少し休憩して先を急ぐ。



法力峠と山上辻の中間地点くらいで小雨がパラついてきた。
しかし、まだ雨の勢いは強くなく登山道の荒れていくこともあるので、雨具を付けずにそのまま進む。
危険個所を通過して簡単な雨除けとして傘を出した。

 

小雨が降っているので小屋の軒先を借りて、早速今晩の宴会モードに突入する。
いつもの事ながらアルコール類は豊富である。



酒のおつまみとして、色んな食材が豊富に準備されている。

 

途中、雨が止んだので素早くテントの設営をして、今度は外のテーブル席で宴会を継続する。



15:00過ぎから宴会をスタートして、十分すぎるほどアルコールを堪能して、おしゃべりをして就寝した。


ー 7/01(金) -
5:00起床、朝食を済ませて、6:35出発する。
朝食はゆっくり、美味しい鴨南蛮ソバと雑炊を頂いた。 良い出汁が出ていた。



さぁー、いよいよバリゴヤの頭に向かって出発の時である。
テントは帰りに撤収するので、そのままである。



稲村ヶ岳までのコースは今まで何回も入っている。
山頂下でコースが約180度折り返すようになっている処にトラロープが張られている。



今まで地図も確認せず、てっきりここがバリゴヤの頭へのコース入り口と思っていた。
ここから入って少し進んだ処で確認した結果、もっと上の稲村ヶ岳の真下から入る事になっていた。

一旦戻って、稲村ヶ岳の下からコースに入る。
コースに入ってすぐにシャクナゲの繁みをかきわけて進むことになる。



大峰山系でお馴染みの天理大WV部の黄色い看板と、
バリゴヤの頭の標識を見て正しいコースであることを確認する。

 

コースには適当な間隔でテープ マークがある。
最初の頃は、それに加えて洗濯バサミで取り付けられた標識も頻繁に出てきたが、
途中からぱったりとなくなってしまった。 どうも種切れのようである。



ここからが難行苦行の始まりである。
4つの大きなピークを越えて、ようやくバリゴヤの頭の頂上に立てた。

途中、急登、激下りを繰り返す。

 

 

振り返ると通過してきたピークの高さが際立っている。
あの高さから下ってきて、次のピークに取りついている。

目の前には次のピークが聳えている。





最後の急登を登り切って、ようやくバリゴヤの頭に到着。 長かった~。
出発から約5時間掛かっている。

 

ここで昼食を摂り、記念の集合写真を撮って引き返す。
再び大きなピークを4つ乗り越えて稲村ヶ岳に向かっての登り返しとなる。

14:00頃途中で知り合いの方がリーダーされているグループとすれ違った。
今の時間からでは、とてもバリゴヤの頭までは行けないので、途中から引き返してくるとの事であった。

稲村ヶ岳の展望台に戻ってきた。
ここから先もまだ長いが、やり終えた満足感で一杯であった。

 

山上辻に設営したテントを撤収して、最後の下りにかかる。

 

知ったコースではあるが、山上辻からの下りも長かったので途中で飽き飽きしてしまった。

ようやく、駐車場所の母公堂に戻ってくることが出来た。
約11時間の山行であった。



大変厳しいコースではあったが、憧れのバリゴヤの頭を制覇して大満足の山行であった。
前夜のテント泊も大変楽しい一時であった。

雨の中でバリゴヤの頭を攻めるのは厳しいので当日は天候に恵まれて幸いであった。


以上



青ライン:一日目、 赤ライン:二日目



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