山休の山記録

マレーシア最高峰 4095m
キナバル山

ボルネオ島コタキナバル

2017年11月20日(月)〜25日(土)



< メンバー >
大阪参加者 6名、 東京参加者 9名、添乗員2名 合計17名

< コース概略・スケジュール >



− 記 −

− 11/20(月) 移動日 −

7:55 関空集合。 
9:55 マレーシア航空でクアラルンプール乗り継ぎにて、ボルネオ島のコタキナバルに向かう。
クアラルンプールでの乗り継ぎには、約3時間の待ち時間があった。



コタキナバル空港では、同じマレーシア国内にも拘わらず、もう一度入国審査がある。
最終便だったようで、随分待たされて、空港では廻りの乗客は誰もいなくなる。

22:30 ようやくプロムナード ホテルに到着。
東京組は、成田からの直行便で15:00くらいに到着しているとの事。



ホテル到着後、直ぐにリカーショップに行き、ビール、その他飲み物の買出しをする。
明日に備えてシャワーを浴びて出来るだけ早く寝る!


− 11/21(火) 登山1日目 −

< コース・コースタイム >
プロムナード ホテル7:30  ==(バス)==  9:40 パーク・ヘッド・クオーター(PHQ) 10:15
==(小型バス)==  10:30ティムポホン登山ゲート10:35 − 11:15カンディス休憩所(約1Km) −
11:37ウバー休憩所(昼食)11:48 − 12:38ローウィー休憩所 − 13:25メイペニン休憩所 −
14:15ラヤンラヤン ヒュッテ − 15:30ヴィロザ休憩所 − 16:08パカ・ケイプ休憩所 −
16:57ラバン・ラタ レストハウス(泊)


5:00起床。 6:00〜朝食。 
7:30バスでホテル前を出発、コタキナバル市街地を抜けて、途中から山道になりPHQに向かう。



山道に入るとキナバルの山頂部が見えて来る。
バスのエンジン パワーがないので、急坂になると急激にスピードが落ちる。



PHQに到着。 ここで登山ガイド4名と合流。

 

PHQで入山の手続きをして、入山許可証(ID Card)の発行を受ける。
入山中は常に携帯が必要となる。



 
<表面>            <裏面>

キナバル登山では、下記3点が義務化されている。
1.入山届提出
2.入山料支払
3.ガイドの随行
(ガイド一人当たり担当できるのは最大5名まで)

PHQ前(標高1,554m)で小型バスに乗り換えてティムポホン 登山ゲート(標高1,890m)に移動する。
登山ゲートでは、事前に提出されている名簿とID Cardの照合が行われて入山する。

 


ここから試練の始りである。
コース距離は約6Km。 標高差約1,400mをほとんどが階段の登山道を登っていく。

高度は高く技術的に難しい所はないが、高山病の注意は必要である。

 

 


途中、7ヶ所の休憩所(東屋)があり、0.5Km毎に距離表示板がある。

 

<カンディス>                      <ウバー>

 

<ローウィー>                     <距離・高度表示>    

  
<メイペニン>                       <ラヤンラヤン>

 
<ヴィロサ>                     <パカ・ケイプ>

ヴィロサ休憩所から見上げると、2015年6月5日の地震で崩壊した山肌(左側)が痛々しい。
登山道も付け替えて修復したそうである。



所々に咲いている花にも癒された。
ゼンマイ(顔みたい!)、シャクナゲもあった。

 


 


ようやく、今晩宿泊のレストハウス前に到着。
レストハウスが見えてからの最後の登りは厳しかった!

背後に、特徴的なドンキーイヤーズ ピークが迫っている。





レストハウス内では、既に先着組の夕食が始まっていた。
我々は一旦2階の部屋に入って荷物の整理をしてからの食事となったので、
19:00打ち切りまでに急いで摂る必要があった。

 

シャワーは水しか出ないので、着替えをして明日に備えてゆっくりと休むだけである。


− 11/22(水) 登山2日目(登頂) −

< コース・コースタイム >
ラバン・ラタ レストハウス 03:00 − 4:50 サヤサヤ ヒュッテ − 
5:30 高度3776m(富士山と同高度点) − 7:00 ローズピーク(キナバル最高点4095m) −
9:38 ラバン・ラタ レストハウス(泊)


2:00起床、ヘッドランプを着けて3:00出発。
最近ルールが変わって、5:00までにサヤサヤ ヒュッテの
ゲートを通過する必要があるとの事で、出発が予定より1時間早まっている。

ゲートでは、ID Card、防寒具、水を持っているか確認される可能性があるそうだ。

 


サヤサヤ ヒュッテのゲートを通過する。
ここでも、名簿とID Cardの照合が行われる。




富士山と同じ標高点の標識を通過する。
ここからは、未知の標高に挑むことになる。



少し明るくなってきて、綺麗な形をしたサウスピークが見えてきた。
右手後方には、特徴的な山容のドンキーイヤーズ ピークが見える。

 

もう少し登ると、サウスピークの絶景撮影ポイントとなる。
更に、目の前には最高点のローズピークが見える。

 


最後の斜面を通過して稜線に入る。
登山コースには、ホワイトアウトになった時にコースアウトしないようにロープガイドがある。





山頂に到着。
山頂は狭いので交代で記念撮影をする。



遅れている参加者がいるので、各々山頂下の休憩できる所で展望を楽しむ。
天気も良く、花崗岩と蛇紋岩の岩山でいくら見ていても飽きない。



下山を開始する。
登りではまだ薄暗かった山容がクッキリと見えている。
標高3,776mの標識も・・・・・



 


下山時の最後の休憩地点で雨がポツポツ降り出した。
辛うじて大した雨にも合わずにラバン・ラタ レストハウスに戻ってきた。

予定より1時間早く出発したので、まだ10時前である。



まずは、登頂を祝って乾杯〜!



レストハウスに到着後、雨は本降りとなってきた。 ラッキーとしか言いようがない。

後は、昼食を摂って、夕食までは各自のスタイルでのんびりと過ごす。
充分すぎるほどの時間がある。 山の中でゆっくり過ごすのも良いものである。


<昼食>

 

                            <夕食>


− 11/23(木) 登山3日目(下山) −

時間に余裕があるので、朝食は7:00から。
山頂を目指す人達は深夜に出発しているし、下山する人達は昨日の午後か、
今朝早く出発しているので、朝食時間に残っていたのは我々のグループだけであった。



今日の下山を開始する。
天気が良いので、前下方に海の方まで見えている。



下山途中で登山ガイドの人から、巨大なウツボカズラが見れるポイントに案内される。

 

更に下っていくと、丁度荷揚げの時間帯となったようで、色んなタイプの荷揚げの人達とすれ違う。
レストハウスへの食料荷揚げの他、改築中の小屋の建築資材まで色々・・・・

 

ティムポホン登山ゲートからは、再び小型バスでPHQまで戻り昼食となる。
PHQでは登山ガイドより登頂証明書が手渡された。




 


バスでプロムナード ホテルまで戻る。
2日間 風呂に入っていないので、ゆっくりとバスタブに浸かって疲れを取る。

夕食は郊外のシーフード レストランで摂り、その横の川を小型船で遡行してホタル見物となった。

 



ホテルに戻ると既に夕食でビールを程良く飲んでいるので、バタンキューで寝てしまった。
熟睡!


− 11/24(金) フリータイム −

朝食を済ませた後、オプショナル ツアー出発まで時間があるので、ホテル前の海沿いを散策する。

 

9:00 オプショナル ツアーはホテル前を出発。
まずは地元の朝市で、果物、野菜、魚の販売を見て回る。

 

 

動物園では(我々はお子ちゃまか〜?)、ボルネオ オラウータンやその他を・・・・・  
余り広くはないが、見物客も少なく、のんびり、ゆったりしている。

 

昼食の飲茶は美味しかった。 満席である。



ホテルはレイト チェックアウトとなっているので、一度ホテルの部屋に戻りシャワーを浴びて、
大阪組は少し早く15:00にホテルを出て空港に向かう。

帰りの便もクアラルンプールで2時間30分の乗り継ぎ時間がある。
22:40帰国の途につくフライトに乗る。


− 11/25(土) 帰国日 −

5:40関空着。
9:00頃、自宅に戻ってきた。


登頂日には天気に恵まれて絶好の展望を臨めたので満足のいく登山ツアーであった。
さて、次はどこを狙うか・・・・・  
今後も、国内、海外の山登りを存分に楽しみたい。


以上




<ツアー会社から提供のコースマップ>


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