山休の山記録

台湾最高峰
玉山(旧称:新高山(ニイタカヤマ))
標高3952m

2018年05月15日(火)〜5月18日(金)



< メンバー >
ツアー参加者9名(福岡4名、大阪4名、東京1名)、現地登山ガイド2名、添乗員1名

< スケジュール >


− 記 −

− 5/15(火) 移動日 −
<コース・コースタイム>
関西国際空港11:10 〜〜(エバー航空)〜〜 13:05台北 桃園国際空港14:20 ==(チャーターバス)==
 17:30嘉儀市内(夕食)18:20 == 18:30嘉儀兆品酒店(MAISON DE CHINE)(泊)


今回のツアーは福岡、大阪、東京からの参加者混成で、添乗員は福岡から参加するため、
我々は関西国際空港でチェックインして参加者だけで台北に向けて出発する。

台北桃園国際空港で入国してから添乗員、現地市内ガイド、他の参加者と合流して嘉儀(台中より更に南)に向かう。





高速道路に入ってから途中2回SA(トイレは広くて綺麗に維持されている)で休憩して、嘉儀市内に入る。
先にレストランで夕食を摂ってから今晩宿泊のホテルに入る。

 




− 5/16(水) 登頂1日目 −
<コース・コースタイム>
嘉儀兆品飯店5:50 ==(チャーターバス)== 8:45上東埔(駐車場)9:00 ==(シャトルバス)==
9:30登山口9:45 − 12:40展望台(昼食)12:55 −  15:41排雲山荘 標高3,402m(泊)


早朝出発のため、コンビニで仕込まれた朝食をバス車内で摂る。
上東埔の登山口駐車場まで、高度を稼ぎながら延々と一般道を約3時間走る。



駐車場から入山確認のゲートまで歩き(事前申請が必要で人数が制限されている)、
名簿とパスポートを照合した後、シャトルバスで登山口に向かう。



 

登山口でゆっくりと記念撮影、準備体操を済ませて、いよいよ登山開始である。
ツアー登山なのでゆっくりとした歩きではあるが、約6時間の行程である。



最初、九十九折の少し勾配のあると登山道を行くが、その後は山腹のトラバース道となる。
排雲山荘までは82ヶ所に木の橋が設けられていて、
それぞれに番号が刻印された標識があるので、山荘までの残り距離の確認と励みになる。

もうひとつ、排雲山荘まで0.5Km毎に残り距離が表示された標識が設置されている。





登山道には途中2ヶ所にトイレがある。
最初のトイレの横でツツジ系の花が咲いていた。 日本でもツツジの時期である。

 

今日の天気は最高である!!が、山頂はまだまだ遥か彼方である。



展望台に到着。 ここで少し遅くなったが昼食を摂る。
登山ガイドから緑茶、烏龍茶、コーヒー等の好みの飲み物が振舞われる。
登山ガイドのリーダーは女性であるが、水、コンロ等を含めて大きな荷物を背負って歩いている。

 

ようやく、本格的な登山道となってきたが、ここを過ぎると再びトラバース コースに戻る。





大きな一枚岩の下を通過する。
岩に隙間がなく簡単には上れそうにない。



少しガスが降りて来たが、ガスが切れると稜線の一部が見えて来ている。
もう少しのはずである。

 

最後のNo.82の橋を渡ると山荘が見えてきた。
山荘手前は急登であるが、すぐに山荘に着く。





今日の行程は終わり、山荘で夕食時間まで暫くくつろぐ。 
玉山山頂は小屋裏の左の方であるが見えない。

17:30から夕食を摂って、明日に備えて早々に就寝。

 


− 5/17(木) 登頂2日目 −
<コース・コースタイム>
排雲山荘2:20 − 4:40玉山山頂5:40 − 7:15排雲山荘(朝昼食)9:00 −
13:30上東埔(駐車場)(昼食)14:30 == 18:10春園池(レストラン・夕食)19:00 ==
19:00全国大飯店(HOTEL NATIONAL)(泊)


01:20起床、01:50朝食、02:20出発。 朝食はお粥と饅頭である。
早朝(深夜?)からヘッドランプを着けて、ご来光を目指しての出発である。



小屋からは急登のはず(標高差約550m)であるが、暗くて分からない。 却って助かる。
昨夜の眠りが浅かったのと、早朝からの出発,で軽い高山病(?)のためか、山頂直下の急登では頭がボォーとしている。
下界の遠くの方には嘉儀市内の灯りと海岸線が見える。



明るくなって来た頃に山頂到着である。

 

山頂隣の岩山まで少し足を延ばして、山頂方向を眺めて見る。
ここから見ると山頂の人数は余り多く見えない。



山頂ではご来光の時間までゆっくりと過ごす。
いよいよご来光の時間である。

 

下りは明るくなっているので、急斜面がハッキリと見える。
暗い中で登って来たので、気にならなかったが、結構な急斜面である。



落石除けのシェルター下も通過する。

 

下山中に山頂方向を見上げると高い! 急登である。
低灌木の中にシャクナゲが沢山咲いている。





排雲山荘に戻ってきた。
着替えと荷物の整理を済ませて、朝食は出発前に摂っているので、
ブランチ(朝昼食)として提供された麺(ビーフン?)を食べる。



あとは延々と続く登山道を下って行くことになる。
今日も天気が良い。 素晴らしい展望が開けている。

 

ようやく昨日昼食を摂った展望台まで戻ってきたが、まだまだ先は長い〜〜。



山の斜面に刻まれた長い〜長いトラバース コースを下っていく。
歩荷の人達や、登山客と次々にすれ違う。 ニイハオ、ガンバってと声を掛けてすれ違う。



塔塔加の登山口まで戻ってきた。
下って来た登山客は順次シャトルバスに乗って駐車場に戻る。
入山時必要だった手続きは不要なので、シャトルバスはゲートを通過して直接駐車場まで送ってくれる。

駐車場では、現地ガイドの黄さんがスイカと昼食のカップ麺を準備して待っていてくれた。



帰りのバスは上って来たのとは反対側に向かって台中市内に向かう。



バスが山道を下り始めて少したった頃、急に大粒の雨が降り始めた。
通り雨であったが、山中でこのような雨に合うと大変であった。 幸運である!!

台中市内でも、先に夕食を済ませてからホテルに入った。

 



ホテルでは入浴を済ませて、夜市内に出て行くこともなく就寝。
昨日の寝不足と疲れでぐっすりと眠れた。


− 5/18(金) 移動日 −
<コース・コースタイム>
全国大飯店8:25 ==(途中観光:虹村・宝覚寺)==  11:00レストラン(昼食)12:00 ==
14:15台北桃園国際空港17:30 〜〜(エバー航空)〜〜 21:10関西国際空港


朝はホテルで朝食を摂った後、前の公園を少し散歩した。
各所で地元の人達がグループでダンスをしていた。 清掃がキッチリとされ整った広い公園である。



今日は時間調整(?)で2ヶ所を観光する。

虹村 : 旧兵員の老人一人が旧兵舎に彩色して絵をすべて描いたそうである。 まだ現役で座っておられた。
宝覚寺 : 台中市内で唯一の神仏混合の日本寺院。 

 
<虹村>

 
<宝覚寺>

昼食は台中市内の日本統治時代の品々でレトロ感を出したレストランで摂った。
食事後は、途中渋滞するといけないので一路台北の桃園国際空港に向かい、
十分空港内で余裕時間を過ごし17:30発の便で帰国した。


添乗員によると、この時期にここまで毎日晴天が続くのは初めての経験であるとの事。
更に、毎回一人くらいは体調不良になるので、全員が山頂を踏めるのも稀であるとの事。
我々には幸運が付いて回ったようである。

排雲山荘から山頂まで以外で急登はほとんどなかったが、登山口から山荘までのアプローチが長かった。
しかし、天候に恵まれた良い山行となったので、大満足のいく海外登山編となった。


以上





inserted by FC2 system