山休の山記録
日高山脈の南部
神威岳
日本三百名山
2018年08月21日(火) 天候:曇
< メンバー >
サンキュー、ウオンテッド、ツアー参加者1名、ガイド2名 計5名
< コース・コースタイム >
神威山荘3:45 − 6:35上二股(尾根取り付き点)6:50 − 9:30神威岳10:05 −
11:52上二股12:00 − 14:43神威山荘14:50
− 記 −
全員の準備が整ったので神威小屋から沢装備で、予定時間の4:00より早く3:45に出発する。 まだ暗い。
小屋から少し林道を歩くと直ぐに最初の渡渉となる。
その後、林道歩きや渡渉を繰り返している間に、4:30頃に明るくなってきた。
沢は荒れている。
濁流で流された岩や木材の間を縫って登って行く。
時々、中州や両岸の藪に被われた道を進む。
沢の終了点に到着。
岩に赤い矢印がマークされているのが印となっている。
沢が荒れていたので、参加者3名の少人数でもここまで3時間かかっている。
ここで沢靴から登山靴に履き替え、沢靴はデポして急登の登山口に入る。
この急登は北海道三大急登の一つとの事である。
登山道に笹が生い茂っており、逆目で抵抗となってくるため非常に歩き難い。
登山道上部では、ハイマツが同じようになっている。
山頂が見えてくると、やっと急登は終わり傾斜が緩む。
尾根取り付き点から標高差750mを登って来た。
疲れた〜 ここまで長かった!
山頂からの展望は素晴らしい! 感動である!
北の方に昨日登って来たペテガリ岳からその奥に昨年登ったカムエクが見えている。
日高山脈の壮大な山並みが展望できる。
<北側の山脈 : ペテガリ岳、カムエク、幌尻岳・・・・ >
<南側の山脈 : 最後は襟裳岬に至る>
ゆっくり山頂の展望を楽しんで下山を開始した。
下りはハイマツ、ササ共に順目となってくるので、歩き易い。
沢靴のデポ地点まで戻ってきて、沢靴に履き替えて下山を続ける。
途中から小雨が降り始めたが、本降りにはならず済んだ。
最後の渡渉点である。
登りの時点ではまだ真っ暗だった所である。
神威小屋まで戻ってきた。
思っていた以上に時間が掛かっている。
帰ってからガイドブックを確認すると、歩行時間が旧版から新版で4時間30分増えている。 大きな差である。
沢を含めて登山道の状態で歩行時間が大きく変わるので油断できない。
昨日のペテガリ岳と連続で長い行程をこなして登頂できた。
達成感のある山行となったが、しかし〜〜、厳しい山であった。
以上