山休の山記録
日高三峰のひとつ
ペテガリ岳
日本二百名山
2018年08月18日(土)~8月20日(月)
< メンバー >
サンキュー、ウオンテッド、その他ツアー参加者7名、ガイド2名 計11名
< コース・コースタイム >
8/18(土) 10:50ペテガリ岳登山口(神威山荘近く) - 14:42林道合流点15:00
- 16:05ペテガリ山荘(泊)
8/19(日) ペテガリ山荘3:55 - 11:00ペテガリ岳11:27 - 17:33ペテガリ山荘(泊)
8/20(月) ペテガリ山荘5:00 - 6:18林道分岐点6:40 ー 9:14ペテガリ岳登山口9:20
- 記 -
ー 8/18(土) ー
ペテガリ山荘への道路は10年位前から不通となっているため、
神威山荘近くの駐車場所から山越えでペテガリ山荘に向かう。
最初から沢靴を履いてのスタートとなる。
林道を少し進むと直ぐに渡渉となる。
水量は多くはない。
両岸の山道歩きや渡渉を繰り返して進む。
少しずつ高度を上げていき源流域に近くなってくる。
沢の幅が狭くなり、岩の上を歩くようになってきて、傾斜もきつくなってくる。
沢登りの常で、最後はササで被われた藪漕ぎの急登となる。
尾根筋が見えてきた。
尾根に出ると当然ながらここからは下りとなる。
急で滑りやすい道である。
コースは段々と緩やかになっていく。
最後の沢を渡ると林道との合流点となり、ここからペデガリ山荘まで約1時間の林道歩きとなる。
ここで登山靴に履き替えて、沢靴は2日後の帰りのためにデポしておく。
獣に荒らされないように袋に入れて、木にぶら下げておく。
約1時間の林道歩きで、宿泊するペテガリ山荘に到着する。
直ぐに担いできたビールを、明日の分も含めて2本流水に浸けて冷やしておく。
夕食はガイドが準備してくれる。
明日は早いので食後直ぐに就寝することになる。
ー 8/19(日) ー
2時起き、3時朝食(ガイドの準備)、4時出発である。
まだ暗いのでヘッドランプを点けて出発する。
登山口から暫く沢沿いを進み、尾根への取り付きから山の斜面を九十九折に登って行く。
周りが少し明るくなってきた。
尾根の上に出ると、樹の間からペテガリ岳方向の山々が見えてくる。
遥か彼方である。
最初のピーク(1,050m)に到着。
目の前に更に高いピーク(1,259m)が控えている。
大きく下って、登り返しとなる。
これから7回、下っては登り返しの繰り返しである。
1,050m、1,259m、1293m、(標高表示なしピーク)、1,191m、(標高表示なしピーク)、1,301mの
標高点(ピーク)を通過して行く。
前方にペテガリ岳が見えて来るようになる
最後のP1,301mは展望台となっている。
眼前ののピークらしく見える奥にペテガリ岳の山頂がある。
最後に大きくコルまで下って、ササの藪漕ぎから始まって500mの登り返しである。
ササ藪からダケカンバ、ハイマツへと変わっていき、山頂直下はハイマツ帯の緩やかな登りとなる。
山頂では暫くの間、日高山脈山々の展望を楽しみながら、風を避けて昼食を摂る。
しかし、ガスが上がってきて、天候は下り坂との事で予定を繰り上げて急いで下山を始める。
帰り道は往路を引き返すことになるが、
来た時と同じく7回のピーク通過でアップダウンを繰り返す。
登山道はすべて巻き道なしの尾根通しとなっている。
帰りの途中から小雨が降り出したので雨具を着けることになるが、
降ったり止んだりを繰り返す。
4時に出発して、17時30分にペテガリ山荘に戻ってきた。
13時間30分の行動時間であった。
昨日から冷やしておいたビールが美味しい。
今夜も早々に就寝する。 爆睡。
ー 8/20(月) ー
3時起床、4時朝食、5時出発で、昨日より1時間遅い。
約1時間強の林道歩きで、2日前に沢靴をデポしておいた林道との分岐点に着く。
沢靴に履き替えて尾根越えに向かう。
2日前と同じ道で尾根を越えて沢下りとなる。
最後の渡渉を終えて駐車場に戻ってきた。
3日間の山行が終わった。
2日目はアップダウンの繰り返しで体力と精神力の勝負で、厳しく、長い3日間ではあったが、
充実した3日間を過ごした想い出深い山行となった。
以上
<ペテガリ岳1日目、3日目 : 登山口 - ペテガリ山荘>
<ペテガリ岳2日目 : ペテガリ山荘 - ペテガリ岳山頂>
<ペテガリ岳 : 3日間の全体>