山休の山記録

行場巡り
鷲峰山
近畿百名山

2019年12月12日(木) 天候:曇時々晴



< コース・コースタイム >
JR加茂駅8:39 ===<奈交バス>=== 8:59原山バス停9:05 ・・・ 10:21金胎寺10:30 ・・・
 10:31行場巡り入口 ・・・ 11:05胎内潜り ・・・ 11:18千手の滝 ・・・ 11:34鐘掛 ・・・
11:50平等岩 ・・・ 12:12蟻の戸渡 ・・・ 12:40行場巡り入口(金胎寺)12:45 ・・・
12:53鷲峰山 ・・・ 13:00金胎寺(昼食)13:15 ・・・ 14:05原山バス停14:13
===<奈交バス>=== 14:33JR加茂駅


− 記 −

今回は久し振りで、車利用ではなくJRとバスを乗り継いでの山行である。
途中少しでも雨が降り始めれば、金胎寺の行場巡りは中止するつもりで出掛ける事にした。

JR加茂駅には余裕を見て少し早く8:11に到着。
加茂駅西口から8:39発「和束町小杉」行のバスに乗り、原山バス停で下車する。

原山バス停の目の前から鷲峰山への参道が始まっている。



暫くは集落と茶畑の中の舗装道路を歩いていく。
茶畑は最近刈り取られた直後のようで、綺麗に畝を成している。



途中で、お茶の樹に白いサザンカの花を小さくしたようなお茶の花が沢山咲いていた。
始めて見る。



集落を抜けて山道に入る前に整然と並んだ茶畑を見下ろすことが出来る。



登山道は最初は広くて緩やかであるが、金胎寺登山道の立札が出て来てから急に山道らしくなってきて、
最後は九十九折の道となり、他からの広い林道と合流して金胎寺の山門前に出る。



 



金胎寺で300円の入山料を納めて行場巡りに入る。



10分程山道を下って行くと、「迎え行者」像があり、
その先が「行場の辻」で周回コースの行場巡りの始まりである。

 

赤い標識に沿って急な坂をどんどん下って行くと、「東の覗」があるので先端まで行ってみる。
ここから先は道幅が急に狭くなって、更に急な岩場のクサリ場を下降していくことになる。



 

「胎内潜」の岩の隙間は狭い。
ザックを背にしていると閊えて身体を捩らないと前に進めない。

 

「千手の滝」、「五光の滝」前を通過して、役の行者の像がある「護摩壇」の前を通過すると、
いよいよ本格的な岩場となる。

まずは、「鐘掛」である。
太い鎖が設けられているが、手に持った鎖が滑るので迂回路を取ることにする。
その先も厳しい岩場が続く。





最後は一枚岩を直登する「平等岩」となる。
前回来た時は、先行者が迂回路で先に登って、ザイルを下ろしてくれたのを手掛かりにして登った。
今回は何も手懸かりがないので、狭い岩の間の迂回路を登る事になる。 
最後のワン ステップで体を持ち上げるのが大変であった。



平等岩の上には鎖が設置されていた跡があり、前回ここにマムシがとぐろを巻いていた。



まだまだ急な登りが続くが、「蟻の戸渡り」が最後の行場となる。



周回コースの後半部は急な岩場の連続で、「行場の辻」まで戻ってきてようやく一息付けた。

金胎寺境内に戻って来た時は、既に昼食時間を過ぎていたが、先に鷲峰山山頂を踏みに行く事にする。
山頂には探してみたが山名板が全くなく、「宝篋印塔」が山頂の真ん中にあるだけである。



山頂を踏んだ後は、金胎寺境内に戻り設けられたテーブルで昼食を摂る。
帰りのバス14:13発に間に合うように急いで、往路と同じルートを戻る。



速足で往路と同じ登山道を下り、バスの時間には十分な余裕を持って戻って来ることが出来た。

鷲峰山金胎寺の行場巡りは2回目となるが、岩場としては特に後半部分が厳しい所である。
しかし、約2時間の行場巡りは変化に富んでいて楽しめるコースである。


以上





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