山休の山記録

台高山脈
白髭岳
近畿百名山

2020年10月11日(日) 天候:曇



< メンバー >
サンキュー、同行者2名

< コース・コースタイム >
東谷出合登山口P 8:00 ・・・ 10:08神之谷出合分岐点10:22 ・・・
10:50小白髭岳11:00 ・・・ 12:13白髭岳(昼食)12:30 ・・・ 13:35小白髭岳14:00 ・・・
14:33神之谷出合分岐点 ・・・ 16:20神之谷集落 ・・・ 16:40東谷出合登山口P


− 記 −

台風14号の接近で中止を決めていたが、幸いにも進路が東に変わり近畿圏直撃は免れて、
天気予報は終日曇となったので出かける事とした。

台風がそれて急遽山行をすることにしたのは、
9月24日の中八人山に引き続いて今年2度目である。

東谷出合の林道脇に駐車して、林道を沢沿いに進む。

 

林道の突き当りで一回目の渡渉となる。
昨日の台風の雨で水量が増えているため、渡渉箇所を捜してどうにか渡れる場所を見つける。



その後も3回の渡渉があり、それぞれ迂回して渡りやすい場所を見つけたり、
足の置き場として近くの石を移動したりして、どうにか渡り切ったが、随分と時間が掛かってしまった。
今まで来た時には、難なく通過で来ている沢が台風の影響で難所となっていた。



沢の突き当りには名もない滝があり、
ここで左に折れて山の斜面の九十九折の急登となる。

ここの斜面はヤマヒルが多く、以前の山行で何度も見かけている。





急登を登り切り、ようやく神之谷出合分岐点に出た。
登山道に覆いかぶさる濡れた草のために、汗ではなく雫で衣服がずぶ濡れになっている。



同行者が少し遅れているので、
その間スパッツの中を確認するとヤマヒルが3匹付いているのを見つけた。
まだ服の中には入っていなかったので被害を免れている。

分岐点からは小白髭岳に向かって岩場の急登の稜線を歩く。

 

小白髭岳到着は、沢の渡渉で手間取ったため予定より約20分遅れている。
ここに来るまで小白髭で敗退かと考えてはいたが、
少し頑張れば白髭岳まで行けると判断して先に進むことにした。



馬の背の細い登山道を通過して、
アップダウンを繰り返しながらいくつも続く小ピークを越えて行く。





白髭岳への最後の登りとなり、登り切ると狭い山頂に出る。





遅れているので、急いで昼食を摂っていると、単独行の人が北側の中奥から登って来られた。
中奥からのコースも急登らしいが、林道を車で入り2時間半程で着いたとの事であった。

帰りも小白髭から神之谷出合分岐までは同じコースを還る。
小白髭岳で少しアクシデントがあり30分程遅れることになった。

往路は沢の渡渉で苦労したので、還りは渡渉のない神之谷出合へのコースを取った。



しかし、こちらも激下りの難所がある。
そこさえ通過すれば後は淡々と神之谷集落まで下って行くだけである。

 

途中まで下って来るとすっきりとした青空となり、
今まで曇り空でガスも掛かりどんよりした雰囲気の中だったので、
台高、大峰山脈の山並みが清々しく見える。



神之谷集落まで戻ってきた。
ここから東谷出合の駐車場所までは少し距離がある。





今回は、台風一過の曇空で普通に山行が出来るものと思って出かけてきたが、
沢の増水で渡渉に時間がかかってしまった

普段何気なく苦労なしで歩いているコースも、少し増水するだけで、
渡渉するのにこれだけ手間取るのだと実感した。


以上





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