山休の山記録
九州の最高峰・屋久島
宮之浦岳・永田岳撤退
淀川登山口〜荒川登山口縦走
2024年02月20日(火)〜22日(木) 天候:雨
< メンバー >
サンキュー、ウオンテッド、Rockん、どろんこ
(淀川小屋泊まで)
< コース・コースタイム >
2/20(火) 大阪空港11:20 〜〜〜(JAL2451便)〜〜〜 13:20屋久島空港13:50
===(タクシー、途中荷物預けに民宿立ち寄り)=== 15:35車止め(紀元杉の先) ・・・
15:53淀川入口 ・・・ 17:00淀川小屋(無人)(泊)
2/21(水) 淀川小屋6:10 ・・・ 8:37花之江河 ・・・ 12:06栗生岳 ・・・ 12:40宮之浦岳
・・・ 13:10焼野三差路(永田岳分岐) ・・・ 13:58平石 ・・・ 15:43新高塚小屋(無人)(泊)
2/22(木) 新高塚小屋7:04 ・・・ 8:25高塚小屋 ・・・ 8:52縄文杉9:00 ・・・
9:38夫婦杉・大王杉 ・・・ 10:36ウイルソン株11:08 ・・・ 11:36大株歩道入口(トロッコ道終点)
・・・ 13:10楠川分れ(白谷雲水峡分岐) ・・・ 13:45小杉谷集落跡 ・・・
14:40荒川登山口15:40 ===(タクシー)=== 16:50民宿・屋久島(泊)
2/23(金) 民宿・屋久島8:47 ===(バス)=== 9:08屋久島空港9:15 ===(送迎車)===
9:20日本レンタカー屋久島空港店9:25 ===(レンタカー)=== 9:55千尋の滝10:30 ===
11:15屋久杉自然館11:55 === 12:40日本レンタカー12:45 === 12:50屋久島空港(昼食)14:50
〜〜〜(JAL2451便(遅延))〜〜〜 16:25大阪空港(解散)
行動時間:20:00、距離:24.6Km、高低差上り/下り:1,492m/2,183m
− 記 −
― 2/20(火) (屋久島空港→車止め(淀川登山口) → 淀川小屋) ―
行動時間:1:45、距離:2.7Km、高低差上り/下り:191m/103m
屋久島空港からタクシーで2/22(木)宿泊予定の民宿・屋久島に、
下山後の着替え等の荷物を預けてから淀川登山口に向かった。
途中、紀元杉を通過した後、タクシーは車止めまで進んで、ここから歩き始めた。
歩き始めはまだ重さに慣れていないので、宿泊用具や食料が入ったリュックが重い。
舗装道路を約15分程歩いて淀川登山口より入山した。
直ぐに木の階段が現れ登山道となった。
約1時間程の歩きで今晩宿泊する淀川小屋(無人)に到着した。
幸いなことに他の登山者は居なく、その後も入ってくる登山者は来なかったので、
室内を自由に使うことが出来た。
― 2/21(水) (淀川小屋 → 宮之浦岳→新高塚小屋) ―
行動時間:10:26、距離:9.2Km、高低差上り/下り:856m/783m
今日の天気は1日中曇の予報だったが、残念ながら朝になっても雨は止まなかった。
ここから同行者1名は先に進まずに戻ることになった。
夜明けは7時で、6時の出発時点ではまだ暗かったので、
ヘッドランプを点けての出発となった。
小花之江河までは緩やかだったが、雨が降り続いているのが鬱陶しい。
根元が太い杉の大木が見られるようになってきた。
小花之江河と花之江河に着いたが、雨で煙っていたため全体が見通せなかった。
コースは段々と厳しくなってきた。
登ってくる時に見上げた時は宮之浦岳の山頂かと期待したが、まだ手前の栗生岳だった。
待望の山頂に到着する事ができた。
出発から天気が悪い中を約6時間歩いてきたので、ここまで長かった。
山頂の下では耐風姿勢が必要な程の強風だったので、
風の隙間を見計らって風が避けられる地点まで進む事になった。
焼野三差路(永田岳への分岐点)に着いたが、
雨と強風、足の疲れもあったので永田岳に往復するのは断念した。
今晩宿泊の新高塚小屋まで長い長い下りとなった。
心配していた残雪は途中一ヶ所に少しあっただけであった。
木道上にヤクシマサルの群れがいたので、音を出して散らした後、
その先に新高塚小屋が見えて長かった歩きが終わると思うとホッとした。
新高塚小屋も他の登山者は居なく、その後も入ってくる登山者はなかったので、
3人で室内を自由に使うことが出来た。
― 2/22(木) (新高塚小屋→ 縄文杉→ウイルソン株→荒川登山口→民宿屋久島) ―
行動時間:7:45、距離:12.4Km、高低差上り/下り:443m/1,295m
昨日宮之浦岳登頂を果たしたので、
今日のハイライトは屋久杉の縄文杉とウイルソン株になる。
新高塚小屋は予定より1時間遅くして夜明けの7持の出発とした。
高塚小屋に向かって下っていった。
前回来た時の高塚小屋は壊れそうな小屋だったが、新装されて綺麗な小屋となっていたが、
コロナのため緊急時以外は入室禁止となっていた。
高塚小屋から縄文杉は近かった。
縄文杉も以前は前のテラスからしか見れなかったが、
上まで上がって横からも見れるようになっていた。
< テラス正面 からの縄文杉>
正面のテラス横の階段で上に上っていった。
< 横からの縄文杉 >
次に30分程歩いて現れたのは夫婦杉だった。
更に1時間歩くとウイルソン株に着いた。
< ウイルソン株の内部 >
ここでスマホのバッテリーが切れてしまったので、
これ以降の写真は同行者から提供されたもので、
当HPでの使用の許諾を得ている。
< ウイルソン株内部から見上げた時にハート型に見える>
トロッコ道の終点となる大株歩道入口に出た。
ここから荒川登山口までトロッコ道を歩く。
途中で仁王杉、翁杉等を通過した。
トロコ道は川を渡っても延々と続く。
楠川分れ(白谷雲水峡分岐)を通過した。
ここから白谷雲水峡に向かう予定だったが、楽な荒川登山口に下ることにした。
小杉谷集落跡には小中学校の校門が残っていて、その先で小杉谷橋を渡った。
まだまだ続くトロッコ道を歩き続け、トンネルが見えて来ると、
その先でようやく荒川登山口となった。
荒川登山口のバスは3月1日からの運行だったので、
淀川登山口まで送って貰ったタクシーを呼んで、民宿屋久島に送って貰う事になった。
3日ぶりに民宿の風呂に入って、山の汚れを落とした後の夕食は格別美味しかった。
特にトビウオの唐揚げが身が厚く最高の味だった。
― 02/23(金・祝) 観光・移動日(民宿屋久島→ 屋久島空港→大阪空港) ―
民宿屋久島の真ん前にあるバス停からバスに乗って屋久島空港に向かった。
空港でレンタカの送迎車に迎えられて、日本レンタカー屋久島店から千尋滝に行った。
下まで長く急な階段を降りて行くと、滝の前の吊橋から眼の前に滝を見る事が出来た。
千尋の滝からは飛行機の帰り便に間に合う範囲での観光として屋久杉自然館を選んだ。
レンタカー返却後に屋久島空港に戻ったのは少し早かったが、
空港内のレストランでゆっくりと食事時間が取れた。
ここでもまたトビウオの唐揚げが美味しかった。
帰り便は空港の視界不良のため欠航するか、
別の空港に向かう可能性があるとのアナウンスがあったが、
少しの遅れで大阪空港に戻ることが出来た。
今回の屋久島宮之浦岳縦走は、荷物の重さと悪天候のため脚に疲労が溜まり、
限界状態となってしまった。
やはり、年齢には勝てなく、以前の用には歩けなくなった事を実感した。
多分、新日本百名山の最後となっている永田岳へのリベンジは無理であろう。
新日本百名山は99峰登頂で断念せざるを得ない。
以上