山休の山記録

台高山脈の支尾根
大杉国見山
山渓『 三重県の山 』 L - 最終回

2021年05月04日(火・祝) 天候:晴



< メンバー >
サンキュー、同行者2名

< コース・コースタイム >
08:35登山口駐車場(大和谷橋手前)08:50 ・・・ 08:56中電鉄塔巡視路入口 ・・・
10:40七号鉄塔 ・・・ 11:12八号鉄塔 ・・・ 11:18標高P1019 ・・・
12:00標高P1184 ・・・ 13:05国見山13:30 ・・・ 14:15標高P1184 ・・・
14:53標高P1019 ・・・ 15:08七号鉄塔 ・・・ 16:21中電鉄塔巡視路入口 ・・・
16:28駐車場




− 記 −

昨年の8回に引き続き、
今年5回目の山と渓谷社(分県別)『三重県の山』 からの選択となる。(6番)

今回で山渓・三重県の山は完登となる。

行程が長いため最後になってしまった。
宮川ダムの左岸に沿って、宮川ダム湖に架かる大和谷橋手前の駐車場まで、
狭い林道で乗り入れる。

大和谷橋を渡って直ぐに中部電力の鉄塔巡視路が登山口となる。

 

最初から植林帯を抜けて行く九十九折りの急登である。
途中、樹の間から宮川ダム湖を見下ろすと、一挙に高度を上げてきたことを実感する。



引き続き九十九折りの急登を登って行くと、
伐採された木がそのまま放置されている広い斜面となり、
その続きがシャクナゲの群生地となっているが、新芽だけが伸びて全く花を付けていない。





自然林の尾根に出て、七号鉄塔の開けた場所にでる。
ここまで約2時間かけて、九十九折りが続く急登を上がって来た
鉄塔越しには、今年の2/21に登ってきた仙千代ヶ峰(山行記録)の大きな山容が見える。



急登が終わり、八号鉄塔から錆び付いた熊の捕獲ワナを過ぎて、
緩やかな標高1019mのピークに出る。





シャクナゲやアケボノツツジの咲く尾根道を約1時間40分のんびり進んだ後、
標高1184mピークの手前で脆く荒れた急登となる。

 



雑木林の向こうに国見岳の前衛峰が見えて来たが、まだまだ先は長い。



P1184のピークからは、大きく右に曲がり、下ってから登り返しとなる。

登り返した尾根筋にはアケボノツツジが咲き誇っている。
満開のベストな時期に来たことになる。

 

次こそは山頂かと思いながら、 国見山山頂へは何回も尾根筋の小ピークを乗り越えていく。







ようやく、山頂への最後のアプローチとなった。
ここで、今回の山行で初めて唯一他の登山者と出会った。
(少し話をしてみると、ご近所にお住いの方であることが分かった。奇遇である。)



山頂は樹木に囲われていて展望は全くない。

 

予定時間を過ぎているので、山頂で少し休憩して急いで下山にかかる。
最後に台高山脈から大峰山脈の雄大な山並みを展望してから、往路と同じ道を帰る。



第七鉄塔からの長い九十九折りの急坂を下り、ようやく大和谷橋にたどり着いた。




5月の連休中ではあるが登山者のほとんどいない静かな山域で、
台高山脈の雰囲気を存分に楽しみ、満開のシャクナゲ、アケボノツツジを堪能できた。

これで、山渓分県登山ガイドの『三重県の山』は完登となった。
単独行もあったが、今までの同行者の協力に感謝する。


以上





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